高血圧治療について
高血圧による体調不良やお悩みはありませんか?
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- 健康診断で血圧が高いと指摘されたが、何から始めればよいかわからない
- 毎日血圧の薬を飲んでいるのに、なかなか数値が下がらない
- 夜間に何度もトイレに起きる夜間頻尿がある
- 朝起きたときの血圧がいつも高い
高血圧は放置すると様々な疾患のリスクとなりますが、適切な治療と生活習慣の改善によって、コントロールを目指せる病気です。当院では、総合内科専門医・睡眠専門医の視点から、お一人おひとりの状態に合わせた治療をご提案しています。
自覚症状がないからこそ注意が必要です — 高血圧を放置するリスク
高血圧は、初期段階では自覚症状がほとんどありません。そのため「特に体調が悪くないから」と受診を後回しにしてしまいがちですが、症状がない間も血管には常に負担がかかり続けています。
【高血圧を放置するとどうなる?】
血管の動脈硬化が進行し、将来的に以下のような重大な疾患につながるリスクが高まります。
脳や心臓の重大な病気:ある日突然、脳卒中(脳梗塞・脳出血)や心筋梗塞などを引き起こす要因となります。
腎機能の低下:腎臓の細い血管がダメージを受けることで機能が低下し、将来的に人工透析が必要になる場合もあります。
このように自覚症状のないまま静かに進行することから、高血圧は「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」とも呼ばれています。
「自分はまだ大丈夫」と思っている段階から適切な血圧コントロールを始めることが、将来の健康を守るためにとても大切です。
当院の治療方針:「ただ薬を出すだけ」ではありません
高血圧の治療は「血圧を下げる薬を飲み続けること」と思われがちですが、当院では単に数値を下げることだけを目的としません。
お一人おひとりの血圧上昇の根本原因(体液量、血管の老化、睡眠時の呼吸状態など)を見極め、多角的な視点から最適なアプローチをご提案します。
「できるだけ薬を減らしたい」「ずっと薬を飲んでいるのに下がらない」など、治療へのご希望やお悩みも遠慮なくお聞かせください。
背景にある原因を考慮し、あなたに合った治療法を一緒に見つけていきましょう。
高血圧の定義と診断基準
高血圧は脳心血管病による死亡の最大の危険因子です。日本高血圧学会は、様々な疫学調査から死亡率や心疾患などのリスクが増加する血圧値を定義しています。
| 診察室血圧 | 140/90mmHg以上 |
|---|---|
| 家庭血圧 | 135/85mmHg以上 |

家庭での正しい血圧測定方法
正確な数値を把握するために、上腕式血圧計を使用しましょう。腕帯の中心は心臓の高さ(乳首が目安)に合わせるのがポイントです。

自宅での測定タイミング
| 朝の測定 | 起床後1時間以内、排尿後、朝食前、内服前 |
|---|---|
| 晩の測定 | 就寝前 |
いずれも座位で1〜2分安静にした後、2回測定してその平均値を記録してください。
2025年からの新しい降圧目標

2025年に日本高血圧学会より新しい治療目標が発表されました。年齢や合併症を問わず、以下の数値を目標とします。
- 診察室血圧:130/80mmHg未満
- 家庭血圧:125/75mmHg未満
これらの数値を目標にコントロールすることで、重い疾患への進展リスクを防ぐことが可能です。ただし、75歳以上で介助が必要な方などは、めまいや失神などの有害事象に注意しながら個別に判断します。
血圧が上昇する主な要因
血圧が上がる理由は、大きく分けて循環体液量の増加と末梢血管抵抗の上昇という二つの要因があります。
循環体液量の増加を来している方
| 特徴 | むくみやすい、塩分が好き、夜間頻尿がある、メタボ体型 |
|---|
塩分を尿から排泄するために血圧を上げている状態です。日中に塩分を排泄しきれないと、夜間の頻尿や早朝高血圧を招きます。このような方には利尿降圧薬が有効な場合があります。また、初期の糖尿病などでインスリンが多く出ている場合も、ナトリウムが貯留しやすくなります。

末梢血管抵抗の上昇を来している方
| 特徴 | 加齢、ストレス、肥満、喫煙習慣など |
|---|
血管が固くなると、血圧の変動が大きくなったり、上の血圧と下の血圧の差(脈圧)が開いたりします。血管が固くなる前にレニン・アンギオテンシン系阻害薬などで良好な血圧を保つことが、腎機能の保護にもつながります。

見逃せないその他の要因:睡眠時無呼吸症候群(SAS)
二次性高血圧として注意が必要なのが睡眠時無呼吸症候群です。睡眠中の酸欠により交感神経が活性化し、血圧上昇や心臓への負担を招きます。心臓の負担を減らそうとして尿を出すため、結果として夜間頻尿の原因にもなります。疑いがある場合は終夜睡眠ポリグラフ検査をしてCPAP治療を検討します。
薬を飲んでも血圧が下がらない原因は、実は『睡眠』にあるかもしれません。
「毎日薬を飲んでいるのに下がらない…」
「夜間や朝方だけ、なぜか血圧が高い…」
「夜中に何度もトイレに起きる…」
もし一つでも当てはまるなら、あなたの高血圧の背後には「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」が隠れている可能性があります。
実は、薬が効きにくい高血圧(治療抵抗性高血圧)でお悩みの方の約7割が、この睡眠時無呼吸症候群を合併しているというデータがあります。睡眠中の酸欠による交感神経の緊張が、血圧を無理やり上げてしまっている状態です。
睡眠専門医による、根本的な高血圧治療
「毎日薬を飲んでいるのに下がらない…」
「夜間や朝方だけ、なぜか血圧が高い…」
「夜中に何度もトイレに起きる…」
もし一つでも当てはまるなら、あなたの高血圧の背後には「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」が隠れている可能性があります。
実は、薬が効きにくい高血圧(治療抵抗性高血圧)でお悩みの方の約7割が、この睡眠時無呼吸症候群を合併しているというデータがあります。睡眠中の酸欠による交感神経の緊張が、血圧を無理やり上げてしまっている状態です。
睡眠専門医による、根本的な高血圧治療
当院院長は総合内科専門医であると同時に、睡眠専門医でもあります。
高血圧は、放置すれば脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす「サイレントキラー」です。だからこそ、ただ漫然と強い血圧の薬を出し続けるのではなく、「なぜ下がらないのか?」という根本原因(睡眠中の呼吸状態など)まで見逃さずにアプローチします。
睡眠の治療(CPAP療法など)を適切に行うことで、血圧の数値が改善するケースも多数報告されています。
「薬が増えるばかりで不安」「一度、専門的に診てほしい」とお悩みの方は、ぜひ当院へご相談ください。
高血圧を改善するための治療ステップ
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生活習慣の改善
減塩(1日6g未満)、適正体重の維持(BMI25未満)、1日30分以上の有酸素運動、節酒、禁煙などを心がけます。~高血圧の予防・改善におすすめの食べ物~
・野菜・果物(ほうれん草、アボカド、バナナなど)
理由: 豊富に含まれる「カリウム」が体内の余分な塩分(ナトリウム)と水分を尿と一緒に排出し、血液の量を減らすことで血管にかかる圧力を下げます。
・青魚(サバ、イワシ、サンマなど)
理由: 「EPA」や「DHA」などの脂肪酸が、血管の弾力性を保ち、血流をスムーズにします。
・海藻・豆類(わかめ、ひじき、納豆、豆腐など)
理由: 「食物繊維」が塩分の吸収を抑え、「マグネシウム」が血管の緊張を和らげて血圧調整をサポートします。
※血圧の数値や症状の程度、持病の有無によっては、食事療法だけで数値を安全な範囲まで下げるのが難しい場合もございます。その際は、我慢や無理をせず、適切なお薬(降圧薬)を併用した治療を行うことが大切です。
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治療補助アプリの活用
生活習慣の是正をサポートする高血圧治療補助アプリも認可されています。薬を使わずに数値を下げたい方にも最適です。

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適切な内服治療
生活習慣の改善で不十分な場合は降圧薬を開始します。病態に合わせて最適な薬剤を組み合わせて調整します。
原因に応じた専門治療(SAS・CPAP療法など)
検査で「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」が原因の一つと分かった場合は、CPAP(シーパップ)療法などによる睡眠中の呼吸管理を行います。根本原因にアプローチすることで、高血圧の改善が期待できます。
適切な血圧コントロールで健康な未来を守りましょう
高血圧は自覚症状が乏しいためサイレントキラーと呼ばれています。放置すると血管に負担がかかり続け、将来的に脳卒中や心筋梗塞などの重大な合併症を引き起こすリスクが高まります。
お薬を漫然と飲むだけではなく、血圧上昇の原因(体液量、血管抵抗、睡眠時の呼吸状態など)に応じた最適のアプローチを行うことが大切です。当院では単に数値を下げるだけでなく、背景にある原因を考慮した治療を行います。

