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認知症サポート医について

[2022.04.21]

院長はもともと神経内科専門医と認知症専門医資格を取得してはおりますが、新たに本年2月より認知症サポート医となりました。

”認知症サポート医”とは、「かかりつけ医の認知症診断等に関する相談・アドバイザー役となり、専門医療機関や地域包括支援センター等との連携を推進する」役割が期待されるものです(広島市ホームページより)。

令和7年には高齢者の5人に1人が認知症になると予想されている中で、「認知症になることや進行を遅らせる」、「認知症になっても同じ社会でともに生きる」ことを基本的な考え方として様々な施策がとられています。

前者においては糖尿病や高血圧症などの生活習慣病の予防や診療が重要です。後者については、生活上の困難が生じた場合でも社会的なサポートを受けながらなるべく住み慣れた地域の中で自分らしく暮らし続けることを目指します。具体的には、治療にて重症化を予防しつつ、地域包括センターと協力しながら介護認定や場合によっては自立支援医療の申請を行って社会的なサポート体制を利用できるようにします。特に近隣の国泰寺包括的支援センターさんと吉島包括支援センターさんとは独居の方を中心にお世話になっています。独居で重症の方に訪問看護と連携しながら緊急にご自宅への訪問診療を開始し、ご希望によりグループホーム入居につなげた後も引き続き診療を担当させて頂いているケースもあります。お父様やお母様、配偶者様が認知症になられてお困りの方が今後増加することが予想されます。患者さんの状態や環境によって適切な方法を考えますので是非ご相談ください。

 

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